【秋田市推進員】平成26年度第2回秋田市推進員研修会を開催しました

平成26年12月23日、第2回秋田市推進員研修会を開催しました(参加推進員16名)。

本研修会では、地域における推進員の担うべき役割と、実践に役立つ環境学習プログラム作りの基本について学びました。

はじめに、一般社団法人 地球温暖化防止全国ネット 専務理事 菊井順一 氏が、「地域における推進員に期待される役割」と題して、講演を行いました。菊井氏は、温暖化対策法に関する解説や、全国及び地域センター、推進員の活動を規定する仕組みなどについて説明し、参加者は温暖化対策法が求める推進員の活動に対して、共通の認識を深めました。

また、菊井氏は、IPCC第5次報告書による温暖化問題をめぐる状況についても触れ、推進員活動に役立つ専門知識と今後の推進員活動の方向性を示し、推進員自身の新たな取り組みについても考える機会となりました。講演後には質疑応答が設けられ、講師と推進員が意見交換を行いました。

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次に、ライフデザイン研究所FLAP 代表 岩木啓子 氏が、推進員の得意分野と地球温暖化を結びつけた効果的なプログラムについて考える参加型の講座を行いました。
●セッションⅠ「温暖化防止プログラムの体験講座」
体験的な学びのイメージを持つことを目的に、身近で簡単に行える、参加体験型の環境学習の事例を体験しました。「タイムマシンに乗って」というワークを通じて、懐かしい昭和のスライドを見ながら、50年前と現在の暮らしを比べ、環境の変化についてグループで考えました。そして、参加者全員が「わたしの豊かな暮らし方宣言」を発表し、異なる価値観を共有しました。

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●セッションⅡ「効果的な学びの場のつくり方」
セッションⅠの体験を受けて、体験的な要素を入れた効果的な学びの場のつくり方についての講義を受けました。プログラムの組み立て方、伝え方の工夫など、実践に役立つ具体的な内容について学びました。

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最後に、ふりかえりの時間が設けられ、参加者は、今後講師を務める講座で、企画したい内容や、生かしたい要素など、以下のような具体的な感想を挙げていました。

アンケート抜粋
・プロを招いての研修であり、いろいろと気づきを得ることができた。受けて終わりにしないで、次に役立てるための実践を怠けず進めていきたい
・効果的な学習プログラムの組み立て方を学ぶことができたので、今後の参考にしたい。そして自分の専門分野との関連を深めていきたいと思う
・雰囲気もよく、音楽が流れているのも効果的でした。場をつくるためのノウハウを習得できました。

今回の研修会は、終始和やかな雰囲気に包まれ、参加者は多くの学びを得たとともに、推進員同士の情報交換や交流を図ることもでき、大変有意義な1日となりました。

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