第2回「究極のマイバッグ」の普及へ向けた検討委員会が開催されました(1月10日)

1月10日(木)、秋田市のにぎわい交流館AU(あう)4階研修室6にて、『第2回「究極のマイバッグ」の普及へ向けた検討委員会』が開催されました。
この委員会は、昨年度地球環境基金の助成を受けて行った調査事業「新たなマイバッグ使用システム作りへ向けた調査研究・社会提案」の中で設置された委員会の延長にあたるものです。

今回の委員会では、前回検討された事業計画を基に行った使用モニター調査「マイバッグ de クルーズ」の実施概要、集計結果、価格調査等の報告に続いて、普及へ向けた戦略等についての検討が行われました。
議事の進行は以下のとおりです。
1.   あいさつ
2.   本事業の事業費について
3.   議題(カッコ内は資料ページ番号)
(1)  事業実施手法に関して(p.5-11)
(2)  モニター調査(アンケート)の単純集計結果関して(p.12-42)
(3)  モニター調査(アンケート)による満足度調査結果に関して(p.43-54)
(4)  モニター調査のまとめと改良点について(p.55-58)
(5)  普及拡大の推進方策について(p.59-61)
4.   その他
出席委員については →  コチラ! を参照ください。
今回調査に用いられたバッグや、モニター試験の様子は → コチラ!

【調査結果の解析・考察に関して】
今回の行った調査の結果、モニターとして使用してもらったマイバッグは、個別項目(色、形状等)や総合的に高い満足度を得ていることが明らかになりました(ほぼすべての調査項目で8~9割の満足度でした)。

ただし、より受容性・定着性を向上させるためには
●「色」と「大きさ」に改良の余地がある
●「内ポケット」「開口部を絞れる」 機能への要望がある
ことが明確化しました。
回答者属性や機能付与による価格変動の調査結果も踏まえて、以下の結論が導かれました。

① 買い物に自家用車を利用する40代以上の主婦を対象とする。
② 「色」は現在の緑を基本とする。
(ただし、事業が軌道に乗った後は「目立たない色」を選択肢として提供する)
③ 「大きさ」は、現状からの変更しない。
(今回の調査から具体的な変更の目安を図ることは困難であり、満足率そのものも低いとは言えないため)
④ 付与する機能は、内ポケットと開口部を絞れるようなループ。
⑤ 次年度の製造個数については、1,000~3,000個を想定。(県内ニーズによる)
⑥ 上記②~⑤によって単価を360~376円に抑える
(回答数の多かった支払意思額の範囲内であり、高い年代にとっては割安感のある価格帯)

【次年度以降の取り組みについて】
消費者が購買の「行動」に至るまでの段階として「注意」「関心」「欲求」「記憶」が知られています(AIDMAの法則)。「究極のマイバッグ」の認知度は全く不十分であり、この法則の初期段階にあたる「注意」「関心」への注力が必要と考えられ、これらに効果的なPR活動が求められることが確認されました。
具体的な手段として、事務局が提案した
① テレビCMの活用
② 普及を広域的な一斉展開とするための商標登録の有効性
③ 開口部を絞れる機能として、震災復興のシンボルとなる色のヒモ等の付与
についての検討が行われました。
同時に、次回への課題として、(究極のマイバッグの普及へ向けて)今回得られたデータを法人としてどう活用していくか?についてのご指摘をいただきました。

第3回の検討委員会では出された課題も含めて、次年度以降の取り組みについての更なる検討を行いたいと思います。

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