平成25年7月18日（木）秋田市立商業高等学校へ【環境の達人】を派遣しました。 商業高校エコロジカルビジネス班と大曲南中学校2年生との合同の環境学習会で、43名が参加しました。
今回の講座のテーマである「環境放射能」について、 後藤千春さん（秋田白神コミュニケーションセンター 代表理事）から、授業を行っていただきました。

前半はスライドを使って、発電や資源などのエネルギーのことや、放射線の性質や種類について講義いただきました。 富士山をグラスに例えた資源に関するユニークなクイズでは、回答も大きく分かれ、意外な正解には驚きの様子が伺えました。 また、初めて見る放射線測定器には興味深く耳を傾けていました。

後半は8グループに分かれて「霧箱」による放射線の飛跡観察を行いました。 各グループ、高校生がリーダーに立ち、先生の指示に従って観察の準備を行いました。 自然界に存在する環境放射線も、ウラン鉱石を投入したあとの飛跡もハッキリと観察することができました。

実験のあとには、放射線の活用や人体への影響についても説明され、 私たちの身近に存在しているということを強調するとともに、 放射能との向き合い方も科学的な知識で判断して欲しいを話されました。
そして最後に、後藤先生は「環境問題もエネルギーのことも、自分自身のこととして考えることが重要」と伝えました。

参加した生徒たちからは、
「放射能について初めて知ることができた」
「放射能という言葉は、よく聞いていたけれどどんなものかからなかったので、詳しく聞くことができて良かった」
などの感想発表がありました。

 

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