【地域版ESDプログラム】下浜小学校で講座(12/12)を実施しました。

秋田県ESD環境教育プログラム
『MOTTAINAI(もったいない)の松林を秋田方式で未来へ』

環境省では、「平成25年度 持続可能な地域づくりのための人材育成事業」として、
ESDの視点を取り入れた環境教育プログラムを作成し全国47都道府県において、
各地域の自然環境や歴史・文化などの特性を生かしたプログラムへと改良しながら学校現場での実証事業を行います。
秋田県では、下浜小学校6年生の児童を対象に実証を行い、地域に昔から存在する「松林」に焦点を当て、「①なぜ秋田の海岸には松が存在するのか?」を学び「②松枯れの被害の現状と今後私達がすべき事」を考え「③マツ枯れ防除「秋田方式」で「炭やきで夕日の松原まもり隊」と一緒に活動してみよう」を通じて、ふるさとの松林を大切にする心を育て、持続可能な社会を創る人材の育成を目的とするプログラム『MOTTAINAI(もったいない)の松林を秋田方式で未来へ』を実施します。

今回は「①なぜ秋田の海岸には松が存在するのか?」の講座についてご紹介します。

12月12日(木)下浜小学校6年生14名を対象に、下浜松林の歴史やその大切な役割について講座を実施しました。(講師:CEEA 福岡真理子)
秋田の気候風土の特徴による飛砂の被害を資料等で観察し、砂防林として存在するまでの先人「栗田定之丞」の知恵と苦労について学びました。今回参加した下浜小学校の生徒は4年生のときに下浜松林について学習したこともあり、この講座を通じて、より理解を深めることができたようです。授業の後半では、松林の大切な役割について感じた事をクラス内で共有し、皆で守る気持へと繋げました。

 

(子どもたちの共有を抜粋)
①先人の知恵と苦労から○○を学びました
・先人のねばり強さを学びました
・考えることと努力の大切さ
・自然の厳しさや松を植える難しさを学びました
・大友円左衛門の人の良さ
・自然の厳しさ、農作物を守る大変さ
・あきらめないことの大切さ
・諦めない心が大切だということ
・先人の努力を知り、昔の下浜の被害を学びました
・下浜に住んでいる人の思いを叶えようとする真剣な思い
・松を植える大変さやありがたみ

②私はこれから○○をしたい
・誰かの役に立てること
・地域のためになること
・植林などの活動に積極的に参加したいと思いました
・松を大切にして、自分ができることをやっていきたいと思いました
・自然を大切にしたい
・植物と自然を守るようなこと
・地域のためにできること
・下浜の地域をもっと自然豊かな地域に
・松を守る活動をしたい
・エコな活動などに取り組んだり、松を大切にすることをしたいと思いました

■すべての実施内容はこちら(下浜小学校・県立大学で実施)
①何故秋田の海岸には松が存在するのか?
②松枯れの被害の現状と今後私達がすべき事
③マツ枯れ防除《秋田方式》を学び、炭やきで夕日の松原まもり隊と一緒に活動

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