【地域版ESDプログラム】八森小学校で第2回講座(11/5)を実施しました。

 秋田県ESD環境教育プログラム
『大地の声を聞こう! ~ 八峰白神ジオパークの宝 ~』

環境省では、「持続可能な地域づくりのための人材育成事業」として、
ESDの視点を取り入れた環境教育プログラムを作成し全国47都道府県において、
各地域の自然環境や歴史・文化などの特性を生かしたプログラムへと改良しながら学校現場での実証事業を行っています。
秋田県では、当法人が平成25年度より県内小学校の協力を得てプログラム策定及び実証を行ってきました。そして3年目となる今年は八峰町立八森小学校6年生の児童を対象に、県内3カ所に存在するジオパークをテーマに、地域のジオ(地球・大地)の成り立ちや資源の有限性の学び、地球規模の保全と地域のジオを守る気持ちを醸成することを目的に全4回のプログラムを実施します。

第2回「身近な火山について考えよう!」
11月5日(木)八森小学校6年生14名を対象に、マグマに模した「溶岩ドーム実験」やココアを溶岩に見立てた「カルデラ実験」など噴火の仕組みをイメージできる実験を実施し、火山の恵みと防災について学びました。(講師:)
実験はクループごとに行われ、ココアを使って溶岩の流れ方を観察したり、見事なカルデラ地形や溶岩ドーム形性を再現し、火山や地層について学びました。
講師の林先生からは、噴火の土砂によってつくられる平らな土地やダムにたとえられる保水力、温泉といった人間に有用な面も詳しく説明され、災害を避け、火山の恩恵を受けるには、科学的知識と噴火の危険性のイメージを持つことが重要だと伝えられました。
子どもたちは、実験を通じて火山のメカニズムを知り、防災について学ぶとど同時に、噴火の恐ろしさばかりでなく、「めぐみ」にも目を向けることの大切さを学びました。

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【子どもたちの共有から抜粋】
授業で学んだことは何ですか?
・八峰町は、火山の上にあることを初めて知りました。
・火山は、溶岩が何回も流れて大きくなっていっていることを学びました。
・火山が噴火した後、冷えて固まったら石やダイヤモンドになる。というのを初めて知りました。
・実験をやってみて、どのように噴火をするのかを学びました。
・八森小学校は、ずっと昔の火山の上に建っていると聞きビックリしました。

ジオ(大地)について気づいたことは何ですか?
・僕たちの見ている石はマグマの塊なんだなと思いました。
・自分たちが火山の上に住んでいること。
・何度も噴火を重ねて山になったことがわかりました。
・白神山地が海の方まで突き出ていること、島も火山だったこと。
・大人になったら地面を掘って、火山は本当か確かめたいです。
・マグマが何度も重なって地層ができること。
・噴火したときの火の温度が約1000度もあるのがわかりました。
・マグマから水晶などのキラキラしたものができることがとてもビックリしました。とても楽しかったです。

 

■すべての実施内容はこちら
①45億年の時・・・太古の昔からあるジオって何?地球を知ろう!
②身近な火山について考えよう!
③「化石」から学ぶこと
ジオを壊しているのは人間?エネルギーの使い方に気づこう!
④八峰町自慢のジオ 皆に伝えて残していこう

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