第22回海洋教育フォーラム および 海藻おしばワークショップを開催いたしました。

第22回 海洋教育フォーラム「南極・しらせ・海-自然と歴史」

開催日:平成28年11月5日(土) 13:00〜17:00

開催場所:秋田県ゆとり生活創造センター「遊学舎」

および

~海からの贈りもの~海藻おしばワークショップ

開催日:平成28年11月5日(土) 10:30〜12:30

開催場所:秋田県ゆとり生活創造センター「遊学舎」多目的工房

を開催いたしました。

各イベント合わせて、100名以上の幅広い年代の方たちにご来場いただき、誠にありがとうございました。

4名の先生方による、それぞれの視点から南極や海についてお話頂きました。

国立極地研究所 牛尾 収輝先生からは、「フィールドサイエンスの魅力、南極越冬の醍醐味」と題して、昭和基地には研究者だけでなく、様々な職業の人たちによって現地での生活を支えているとお話し頂きました。

牛尾先生

 

東京海洋大学 茂木 正人先生からは、「南極海の生態系:魚はなぜ凍らない」と題して、南極という極寒の世界・海でどうして魚が凍らないかについて工夫を凝らした戦略を持つノトセニア類のお話しを頂きました。

茂木先生

 

山梨大学 小林 拓先生からは、「南極から見る気候変動」と題して、塵を通して考える地球温暖化・気候変動について分かりやすいアニメーションを用いてのお話しを頂きました。

小林先生

 

ジャパンマリンユナイテッド 山内 豊先生からは、「南極観測船の進歩と「しらせ」の活躍」と題して、南極観測には欠かせない砕氷船しらせなどについての紹介をして頂きました。

山内先生

 

途中、先生ご自身の結婚秘話やペンギンとの闘いなども盛り込まれながら、楽しい講演となりました。

最後の総合討論「なぜ私は南極や海が好きになったか」では、各先生たちの海や南極との出会いとして、「転勤族でしたが、海に近い町ばかりで、常に海がそばにあった」や「修学旅行でみた、造船所にあった巨大な船をみて衝撃を受けた」などとお話し頂きました。

続いて、会場からの質問として「南極大陸に上陸するのにパスポート、ヴィザは要るのか?」に対しては、「それらは必要ではないですが、調査を行うための許可証が必要です」との回答を頂き、次の「南極で釣りは出来るのか?」に対しては、「出来ます!、魚たちは飢えているので、すぐ釣れます」との回答を頂きました。

総合討論

海藻おしば協会の野田 三千代先生と東京海洋大学 田村 祐司先生から、家庭の食卓にならぶ海藻のお話しから海の森と山の森は親密につながっていることなどを紹介頂き、押し花ならぬ海藻を使った押し葉(はがき)を作りました。

海藻おしばワークショップ

 

ご講演頂きました先生の皆様、この場を借りて感謝申し上げます。

 

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