【Green Gift地球元気プログラム 「沼の宝石じゅんさい摘み取り体験」】開催しました

Green Gift地球元気プログラム 沼の宝石じゅんさい摘み取り体験開催

あきた地球環境会議では、平成29年度より東京海上日動火災保険株式会社が取り組む環境保護活動「Green Gift地球元気プロジェクト」の秋田県実施団体として、親子を対象とした環境体験イベントの企画運営を担当しています。

第1回目の今年度は、子どもたちが身近なところから環境について考えるきかっけを持つことを目的に、「じゅんさい摘み取り」の環境体験イベントを開催しました。

時期:平成29年6月24日(土)、7月8日(土)9:30~13:00
会場:里山志戸田農園(秋田県山本郡三種町豊岡金田字砂子沢地内)

プログラム:
➀お話「じゅんさい沼のルーツ」(講師:田舎ぐらし大学みたね 笹村優樹さん)
白神産地からの恵みなど豊かな自然環境の仕組みについてのお話
②じゅんさい摘み取り体験(講師:志戸田義友さん)
小舟に乗って手摘みする昔ながらの収穫方法を体験
③じゅんさいを味わう
摘んだじゅんさいを使った郷土料理を学び、味わう

イベントが開催された2日間で、小学生のお子さんとそのご家族、各日15組の皆さんが集まりました。じゅんさい沼の周辺の自然に恵まれた環境に「市内からちょっとのところにこんな素晴らしいところがあるなんて…!」と参加者の方から驚きの声が上がりました。

はじめに、田舎暮らし大学みたね事務局長の笹村さんから三種町とじゅんさいについてのお話がありました。高級食材として知られるじゅんさいですが、きれいな水でなければ育つことができません。自然豊かな三種町の環境と、それを守る農家の皆さんの努力によって三種町は日本一のじゅんさいの産地になったということでした。

次に里山志戸田園の志戸田さんからじゅんさい船の乗り方、じゅんさいの採り方についてレクチャーがありました。じゅんさい沼の深さは大人の腰くらいとのことでしたが、バランスを崩すようなことがあっては大変。じゅんさいの成長を妨げないように、採り方にもコツがあります。参加者の皆さんも真剣に説明を聞いていました。

説明のあとはいよいよ摘み取り体験。船の前後にお子さんと保護者が乗り込みます。「初めてじゅんさいを見た」という県外出身者の方もいる一方、県内からの参加の方は「じゅんさいは好物」という方が多く、子どもたちよりもむしろ大人がじゅんさい採りに熱中しているようでした。摘み取り体験後にはそれぞれの収穫の重さを計り、グラム数が大きいと歓声があがる一場面もありました。

体験後には田舎ぐらし大学みたねの柴田会長から、じゅんさいの美味しい食べ方についてレクチャーがあり、美味しいじゅんさい鍋が振舞われました。お醤油ベースのお出汁には、地元で育った鶏肉・山菜などのうま味がふんだんに出ていて、じゅんさいのつるりとした食感によく合いました。おかわりをする人も多く、たくさんの笑顔が見られました。

両日ともお天気に恵まれ、ひんやりとした沼に手を入れるのは心地よかったようです。はじめは船に乗るのを怖がっていた小さなお子さんも、沼に住む様々な生き物に目を凝らしながら楽し気な様子でした。募集開始から申込が多く大人気だった今回のイベント。楽しみながら自然と親しみ、多くの事を学んだ実りの多い時間となったようです。

 【アンケートの声(抜粋)】
・じゅんさいの他にも、舟にのる、水に手をつける、魚を見る、かえるを見るなど、すべて子供たちには新鮮なことばかりでした。”
・こういう機会がないと体験できないことでした。自由な雰囲気で良かったです(教育・啓発のためだと前面に出さずにそ自然と学べるような雰囲気)。
・昔の日本にはこのような風景がもっと多くの場所で見られたのだろうと考えさせられました。
・きれいな里山を子どもたちに残してあげたいと思いました。
・自然の中で体験する楽しさ。自然の大切さ。じゅんさい美味しかった。
・街中では見なくなったトンボやタニシがいた。こういう環境がなくならないようにしなければいけないと思った。
・自然にふれあえて子どもがとても喜んでいます。スタッフの方の対応がすばらしく、心づかいに感謝します。ありがとうございました。

 

【開催案内】

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