第3回「究極のマイバッグ」の普及へ向けた検討委員会が開催されました(2月22日)

2月22日(金)、秋田市のにぎわい交流館AU(あう)4階研修室6にて、『第3回「究極のマイバッグ」の普及へ向けた検討委員会』が開催されました。
この委員会は、昨年度地球環境基金の助成を受けて行った調査事業「新たなマイバッグ使用システム作りへ向けた調査研究・社会提案」の中で設置された委員会の延長にあたるものです。
今回の委員会では、前回議論された「マイバッグ de クルーズ」の解析結果に対する指摘への対応、「究極のマイバッグ」と「レジ袋」のライフサイクルアセスメント(以下、LCA)等について検討が行われました。
 
議事の進行は以下のとおりです。
1.   あいさつ
2.  議題
(1)  「はじめに」について
(2)  ライフサイクルアセスメントの実施について
(3)  第2回検討委員会での指摘事項について
3.   その他
出席委員については →  コチラ! を参照ください。
今回調査に用いられたバッグや、モニター試験の様子は → コチラ!
以下に記した、委員会の内容についての詳細を知りたい方は、 コチラ からお問い合わせください。

【はじめに】
このような文章の作成経験が豊富な委員から、昨年度の取り組み紹介や、本年度の実施内容についての文量やディティールレベルなど、 修正の余地ありとの指摘を受けました。
今後は、これらの点を修正して行きたいと思います。

【ライフサイクルアセスメントの実施について】
LCAとは、ある製品やサービスに関する資源の採取から製造、輸送、使用、廃棄など全ての段階を通して環境影響を定量的、客観的に評価する手法とされています(製品やサービスのゆりかごから墓場まで、ライフサイクル全体の環境影響を評価)。
今回は、ポリエステル100%製「究極のマイバッグ」と、高密度ポリエチレン製「レジ袋」のLCAについて、評価手法及び結果を検討しました(下図は検討委員会資料からの抜粋で、それぞれの評価範囲)。
今回のLCAで評価した環境負荷は地球温暖化への影響(GWP)のみとなります。
結果、「究極のマイバッグ」は「レジ袋」17枚分に相当する環境負荷を持つと試算されました。
これはすなわち、「究極のマイバッグ」を17回以上使用することで環境負荷の少ない買い物を行えることを意味します。
また、委員からはゴミ減量効果についても詳細を示すよう指摘を受けました。

【第2回検討委員会での指摘事項について】
前回の指摘では、本事業のデータの取り扱いについて、実施団体であるあきた地球環境会議の明確な考え方を示すようにとのことでした。
これを受けて、事業者や自治体のニーズを引き出すことができれば、あきた地球環境会議が、「究極のマイバッグ」の導入を請け負うという方向性をについて言及するととになりました。
また、「マイバッグdeクルーズ」やLCAの成果を発信するための資料(パンフレット)についての指摘をいただきました。

第3回をもって、今年度の検討委員委員会は終了となります。
昨年度から引き続き、委員の皆様には貴重なご意見、ご指摘を多数いただきました。
ここに御礼申し上げます。
これらの検討の成果を、成果報告としてまとめることはもちろん、次年度以降の活動に繋げていきたいと思います

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