【講師派遣】由利本荘市立尾崎小学校

平成26年9月8日(月)由利本荘市立尾崎小学校で行われた環境講座に3名の「環境の達人」を派遣しました。

5年生を対象に実験など体験型で学ぶ3講座を行い、子どもたちは楽しく地球温暖化やフロン、エネルギーについて理解を深めました。
また、IPCCリポートコミュニケーターである講師からは気候変動の最新情報についてもクイズや映像を用いて紹介されました。

「フロンと地球と私たち」
講師 佐々木道義さん
(秋田市地球温暖化防止活動推進員)

私たちの身の回りに存在するフロンのこと、フロンとオゾン層破壊の関係、フロンと地球温暖化の関係について学ぶ体験型講座を実施しました。
「オージー・オゾン」というDVD教材をつかって、アニメでオゾン層の役割や、フロンが及ぼす影響について学び、その後講師からは地球温暖化への影響についても身近な話題を取り入れて解説されました。
後半は、「体験しよう!ノンフロン」として、冷蔵庫に見立てた水槽を使って、温度を計測できるサーモカメラを手に取り、断熱材(フロン・ノンフロン)の違いについて学びました。

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■生徒の感想
・フロンがオゾン層を破壊するのは知ってたが、温室効果があるのは知らなかった。
・ノンフロン製品を選ぶようにしたい。
・オゾンが薄くなっていることを知った。
・フロンガスが様々な機械にふくまれていることにびっくりした。
・ノンフロンとフロンの断熱材の効果比較が面白かった。

 

「ふろしき」から学ぶエコなこと」
講師 宮崎真紀さん
(秋田市地球温暖化防止活動推進員・IPCCリポートコミュニケーター)
地球温暖化の仕組みや現状、ごみ問題について映像やクイズ形式で学びました。また、グループに分かれて節電やごみ減量のために自分ができることを考えるワークショップも行いました。
後半は、レジ袋の代わりのエコアイテムとして注目されている「ふろしき」を使って、包み方の練習やふろしきの魅力について紹介されました。

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■生徒の感想
・地球温暖化はとても大きな被害を起こす一つだとわかった。
・風呂敷がこんなに使えるとは!
・外国の人にも伝えて地球が安全になるよう考えたい。
・地球温暖化の深刻さや未来を守るために自分にできる事があることを知った。
・ご飯中はテレビ等を消す等心がけたい。マイ箸や風呂敷、エコバックを使いたい。

「もっと知ろう!エネルギーのこと」
講師 清水靖子さん
(秋田市地球温暖化防止活動推進員・IPCCリポートコミュニケーター)

世界エネルギー事情や、日本のエネルギー使用量などを学び、グループに分かれてエネルギーについて考えるワークショップを行いました。また、未来の地球を予測した「温暖化シミュレーター」や「未来の天気予報」など、生徒の注目を集めるツールを活用して気候変動の現状を学びました。
チラシの活用術や、エネルギー使用量を重さで体感できる「エネルギーのかばん」などもりだくさんの内容で、子どもたちは楽しく学びました。

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■生徒の感想
・地球温暖化対策をしないと、地球の温度が高くなり住みにくくなることに気付けた。
・このままだと世界中の気温が上がり南極の氷が溶け、生息域が減少する事を知った。
・自分で二酸化炭素をなくす方法も考えていきたい。
・エネルギーが電気という意味でなく、ドイツ語で仕事をする力だという事を知った。
・家で地球の状態を話し合い、大変なことにならないように対策も話し合った。母はおおいに納得してくれました。

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