【地域版ESDプログラム】下浜小学校で講座(12/19)を実施しました。

秋田県ESD環境教育プログラム
『MOTTAINAI(もったいない)の松林を秋田方式で未来へ』

環境省が選定した20のESD環境学習プログラムを各県で1つ選定し、県の地域性を加えたプログラムに改訂し実証する事業です。
秋田県では、下浜小学校6年生の児童を対象に、地域に昔から存在する「松林」に焦点を当て、講座を実施しています。

前回の「①何故秋田の海岸には松が存在するのか?」の学習に続き、
「②松枯れの被害の現状と今後私達がすべき事」をテーマに講座を開催しました。

12月19日(木)下浜小学校6年生14名を対象に、マツ枯れ被害の現状と、原因となるメカニズムを学ぶ講座を行いました。(講師:佐藤英明氏)
はじめに、樹木が二酸化炭素を吸収、固定して成長するしくみと、温暖化防止に役立っている事を学習し、その後、過去と現在の小学校の写真を比較し、秋田の環境課題である松枯れ被害の現状を学びました。被害木やカミキリムシの標本などを用いて、実際に触れて観察し、とても印象に残る授業となりました。最後は、ふりかえりシートを使って学んだことをみんなで共有し整理しました。標本を友達とじっくり観察したり、手を挙げて感想発表するなど、積極的な授業風景でした。

 

(感想抜粋)
・松を枯らさない活動に参加して、枯らさない手伝いをしたいと思いました。
・地球のためにものをムダにしないで活用していかなければいけないと思った。
・マツノザイセンチュウを運んでいるマツノマダラカミキリを見つけたらすぐに知らせて処理してもらいたいです。
・松がなくなる前に、育樹や植樹を積極的にやりたいと思いました。
・20年くらい前は、松はたくさんあり海が見えないほどあったのにマツノザイセンチュウが松を枯らせ、今ではたくさんの松がなくなってしまい大変だから自分のできることをしたい。
・私が大人になった時に、この地球が今よりもいいものになれるように今から少しずつでも努力していこうと思った。
・マツノザイセンチュウやマツノマダラカミキリが原因だということを知っておどろいた。それを防ぐ対策は自分にもできることを知って、自分の力でも松を守りたいと思った。
・松枯れの原因がマツノザイセンチュウとマツノマダラカミキリだということがわかった。
・私も少しでも松枯れ防止に役立つことをしたいなと思いました。
・この地球のために植物を育て、もっと緑を増す活動をしたいです。
・毎年やっている育樹をしっかりやって松を守っていきたいと思いました。
・松林の大切さについて知らないことばかりだったけれど、大事なことに気付くことが出来ました。このことをこれからの活動に生かしていきたいと思いました。

■すべての実施内容はこちら(下浜小学校・県立大学で実施)
①何故秋田の海岸には松が存在するのか?
②松枯れの被害の現状と今後私達がすべき事
③マツ枯れ防除《秋田方式》を学び、炭やきで夕日の松原まもり隊と一緒に活動

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