【地域版ESDプログラム】秋田県立大学で炭窯体験講座(1/11)を実施しました。

秋田県ESD環境教育プログラム
『MOTTAINAI(もったいない)の松林を秋田方式で未来へ』

環境省が選定した20のESD環境学習プログラムを各県で1つ選定し、県の地域性を加えたプログラムに改訂し実証する事業です。
秋田県では、下浜小学校6年生の児童を対象に、地域に昔から存在する「松林」に焦点を当て、講座を実施しています。
下浜小学校で2回実施された講座の後は、フィールドワークです。
1月11日(土)秋田県立大学秋田キャンパスで下浜小学校1年~6年生20名が、
マツ枯れ防除《秋田方式》を学び、炭やきで夕日の松原まもり隊と一緒に活動を行いました。

から説明を受けながら炭焼窯あけ作業(炭出し→被害木搬入)を一緒に行いました。松からできた炭を袋につめたり、被害木となった松の木を数人で炭まで運んだりしながら、被害木が炭として再生した姿を観察しました。
また、枝や小さな薪など燃やして熱を電気に変換する「バイオ発電機」を使って、ライトを点灯したり、小型扇風機を回したりして、再生可能エネルギーについても学習しました。
最後はみんなで、資源として再生した炭を利用して焼いた餅を味わいました。
フィールドワークを通じて自然は循環する事を学び、持続可能な社会について皆で考える機会となりました。

 

 

(感想抜粋)
・みんなが自然を守るために協力してることがわかった。
・今日はいろいろなことが分かりました。木を炭にしてやっていることもわかりました。
・僕たちにもできることがあったら手伝いたいです。
・松枯れは虫が松の中に入り水を吸収できなくなり松枯れが起きると初めて知りました。
・初めて炭の焼き方を知った。
・松の木で炭ができることが分かった。
・今日は炭を始めて作ることができました。松を運んだりして役に立ててよかった。
・あまり僕の地域でできない体験ができて良かった。
・松林に行って、木を大切にすることを学んだ。木が病気にならないように枯れた木を炭にして、リサイクルすることはとてもいいことだと思います。これからも自然を大切にしていきたいと思います。
・松や自然のことがよく分かった。
・カミキリムシが松虫になるとは思わなかった。
・今日は松林の奥で、枯れた松を使って炭を作る手伝いをしました。緑を減らさない活動は、とても大切な仕事だと思いました。
・資源をつくりながら、松を枯らす原因をなくすことができると分かった。

【全体のまとめ(抜粋)】

図1

 

■すべての実施内容はこちら(下浜小学校・県立大学で実施)
①何故秋田の海岸には松が存在するのか?
②松枯れの被害の現状と今後私達がすべき事
③マツ枯れ防除《秋田方式》を学び、炭やきで夕日の松原まもり隊と一緒に活動

■東北地区ESD環境教育プログラム集についてはこちら

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