【地域版ESDプログラム】八森小学校で第3回講座(11/12)を実施しました。

 秋田県ESD環境教育プログラム
『大地の声を聞こう! ~ 八峰白神ジオパークの宝 ~』

環境省では、「持続可能な地域づくりのための人材育成事業」として、
ESDの視点を取り入れた環境教育プログラムを作成し全国47都道府県において、
各地域の自然環境や歴史・文化などの特性を生かしたプログラムへと改良しながら学校現場での実証事業を行っています。
秋田県では、当法人が平成25年度より県内小学校の協力を得てプログラム策定及び実証を行ってきました。そして3年目となる今年は八峰町立八森小学校6年生の児童を対象に、県内3カ所に存在するジオパークをテーマに、地域のジオ(地球・大地)の成り立ちや資源の有限性の学び、地球規模の保全と地域のジオを守る気持ちを醸成することを目的に全4回のプログラムを実施します。

第3回「化石から学ぶこと ジオを壊しているのは人間?エネルギーの使い方に気づこう!」
11月12日(木)八森小学校6年生14名を対象に、ジオパークセンターの採取現場で化石掘りを通じて、大地の環境について考える講座を行いました。
30万年前の化石を採取し、各自気に入った一つを見せ合い、皆で観察しました。その後は、ジオパークセンターにて講師の佐藤先生から化石燃料やエネルギーについて学びました。子どもたちは、流れる水の働きや火山の噴火によってできる地層について理解を深め、掘り出した化石から何十万年もの地球の自然史について考えました。また、長い年月をかけて化石となった有機物のうち、人間の経済活動で燃料として用いられる化石燃料の有限性について学び、これから僅か数十年で枯渇しそうになっている現実と人間の責任についても考える機会となりました。最後は、化石燃料を含め、エネルギーの使い方と自分ができることを考え、共有しました。

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【子どもたちの共有を抜粋】
授業で学んだことは何ですか?
・どういうところで化石がとれるのか、石油や石炭が化石からできること。
・サンゴは暖かい所、ホタテガイは寒い所などと季節がわかった。
・化石はその物だけが化石ではなく、足跡や貝などについている土なども化石になることがわかった。
・化石燃料は、石炭、石油であることがわかった。
・化石には、示準化石と示相化石があることや、その化石で生息していた年代や環境がわかるということも初めて知った。

これからの生活で自分にできることは何ですか?
・家で使っている電気などが化石燃料からできていることがわかった。家で使う電気などをもっと大切にしていきたいと思った。
・自然を汚さないように大切にする
・色々な山などに行って化石を取りたい。
・化石燃料は無限にあるわけじゃないので、電気などを無駄使いしないように気をつけていきたいです。

 

■すべての実施内容はこちら
①45億年の時・・・太古の昔からあるジオって何?地球を知ろう!
②身近な火山について考えよう!
③「化石」から学ぶこと
ジオを壊しているのは人間?エネルギーの使い方に気づこう!
④八峰町自慢のジオ 皆に伝えて残していこう

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