秋田市地球温暖化防止活動推進センターでは、地域における地球温暖化防止活動促進事業(環境省)として、地域で持続可能な脱炭素社会を実現する情報基盤「脱炭素インフォメーションあきたOffice」を設置しました。
秋田の中小規模事業者様を対象とした 脱炭素診断と中長期ESGロードマップ及び社員人材育成等のサポートを通して、脱炭素社会構築に向けた取組を推進します。
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OUR PROJECT
1.あきた脱炭素診断
中小企業者を対象に、省エネ専門家(エネルギー管理士等)が事業者を訪問し、脱炭素診断を行います。
①申し込み→②事前ヒアリング→③現地調査→④診断結果の送付
事業所の実態調査を行い、分析結果に基づいてエネルギー使用の合理化が図られる設備・機器の運用改善、改修、導入について提案をいたします。
【令和6年度】※今年度の受付は終了いたしました(先着20件)
「あきた脱炭素診断」
秋田市地球温暖化防止活動推進センター(あきた地球環境会議)
018-874-8548
■省エネ設備等更新のための補助金情報
<秋田県> 商業・サービス産業経営革新事業費補助金(省エネ設備更新枠)
<秋田市> 秋田市中小企業者等省エネルギー設備導入等促進事業
<能代市> 能代市商工業カーボンニュートラル推進事業費補助金
<湯沢市> 湯沢市ふるさと企業振興補助金
<鹿角市> 令和6年度鹿角市省エネ設備等更新支援補助金
※受付状況や申込方法については各窓口にお問い合わせください。
【令和5年度 実績】
「あきた脱炭素診断」
診断件数:20件
卸売業・小売業6、福祉5、製造業3、医療2、サービス業2、建設業1、情報通信業1
【二酸化炭素排出削減効果】
対策提案109件(20事業者)によるCO2みなし削減量
872.83t-CO2/年・109件(20事業者)
(運用改善提案 42.37t-CO2/年・14件 設備改修提案 830.46t-CO2/年・95件)
【令和4年度 実績】
「あきた脱炭素診断」事例冊子はこちらから(PDFが開きます)
診断件数:12件
福祉5、製造業4、卸売業・小売業3、医療1、不動産業1
【二酸化炭素排出削減効果】
対策提案59件(12事業者)によるCO2みなし削減量
95.74t-CO2/年・59件(12事業者)
【診断結果から】
脱炭素診断を担当した診断士からは「LED化は一気に進んでいるが、運用管理で改善可能な脱炭素対策が進んでいない」と講評がありました。具体的には『適正な設定温度』『適正なボイラの空気比』『エアコンフィルタの定期清掃』など、脱炭素対策の中にはイニシャルコストをかけなくても、大きな効果があるということが今回の診断を通して「見える化」されました。
引き続き「脱炭素経営」「ESG経営」には業種に応じた様々な手法があることを事業者の皆様にお届けできるよう、事業者支援を推進したいと考えています。
2.脱炭素経営支援
ESG(※1)経営ロードマップの提案と社員研修を行います。企業ビジョンの見える化を実現します。
※1「ESG」とは、Environment(環境)、Social (社会)、Governance(統治)の頭文字をとったもので、3要素の側面を加味した財務、非財務の両面から企業を評価する金融手法です。環境省では2019年「ESG地域金融先行事例調査に関する検討会」を立ち上げ、地域金融への導入を目指していることから、今後の企業経営では欠かせない視点とされています。
本事業にご協力いただいた皆様へ心より感謝申し上げます。